父とよく行ったドライブはうぐいす色のブルーバード

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最初に父が購入してきた車は、黒のトヨペットコロナでした。黒という色だったので、もしかしたら、タクシーだったのかもしれません。おそらく、安く購入したのでしょう。私が、中学生二年生位の頃でした。当時は、車を持っている同級生も少なかったので、私は、ドライブに付き合うことは嫌ではありませんでした。このコロナで、家族で箱根までドライブ旅行に出かけたこともありました。その日の箱根山のドライブは、霧が垂れ込めていて先が見えない悪天候でした。雲海の上を走っているような風景でしたけれど、いつ車が山道をはずれ転落するのではないかとヒヤヒヤものでした。芦ノ湖に着いた時には、家族一同、胸をなでおろしたものです。

高校三年になると、父はうぐいす色のブルーバードに買い換えました。先の黒のコロナ車に比べると、走行距離も短い明るい色調の車でした。この車で夏休み、千葉の海まで家族でドライブに行きました。日原鍾乳洞にも行ったり、打ち上げ花火を見に行ったり、秋には、日光へ紅葉を見に行ったこともありました。そのあたりが家族で出かけたドライブの最後で、その後、大学に入った私は、クラブ活動やら合宿やらで忙しい毎日を過ごすようになり、私は父の車に余り乗らなくなりました。中央道を使い富士山までドライブに連れて行ってもらったこともありましたが、車を運転しているのは、当時の恋人でした。

それから、父が念願の新車セリカを購入した時は、私は結婚をしてしまい、父のセリカで遠出のドライブをしたことはありません。父は、亡くなるまで、メタリックのセリカを丁寧に乗っていました。